昨日あったことは、たぶん、ユメ


彼といると、私は生温かいものに包まれている様だ。
次の日のすっかり太陽が昇り切った朝には、夢を見ていた気分になる。

だから、そのうち醒めるんだろう。
起こしてくれるのは、今は未だ誰か分からないけれど。

可愛いワガママと、不満を履き違えて、あなたを疲れさせる。
若さと、未熟を誇示して、あなたを困らせる。

私は喋るとダメ。どんどんダメになる。

夢から醒めるのは、あなたの方かもしれないな。

いつまでもあなたと眠っていたい



友人


明日、久しぶりにあの子に会う。

向こうでの生活や友達の話、旅行の感想、
前会った時に出来たって言ってた恋人のこと、
誰にも話さないようなどうでもいいことも全部、話してほしい。

普段は聞くより話すほうが好きなんだけど、
あの子と会うときは話を聞きたい。
だけど、昔から私ばっかりが喋ってたから、その関係って中々直らないもので、また私ばっかりが喋って、私の話にあの子が顔をくしゃくしゃにして笑ってくれるんだろうな。

好きな音楽の話をしたい。
今年の抱負も話したい。
最近好きな漫画の話も、
将来のことも、
頑張った話も、
嬉しかったことを沢山、沢山
あの子に話そう。






新年

 
明けましておめでとうございます。
色んなことがあった2015年も終わり、
新たな年の幕開け
今年は環境も何もかもガラっと変わるので、どんな年になるのか、想像もつかないなぁ。
 
2016年は、本を出来るだけ沢山読みたい。映画を観たい。新たなモノに触れたいな。
 
小さい頃から本が大好きなあの子にメールしよう。「突然だけどオススメの本を教えて」ってね。
緊張するなぁ。そしたら、感想を手紙で送ろう。なんだか楽しみ。
 
4月でもないのに椎名林檎のギブスを聴いたら、懐かしくって奥の方で心が音を立てずに捩れた。思い出すには早すぎるのかな。
 
ミントグリーンのハードカバーの本を抱えてこの先の森を何処までも進んでいきたい
 
 
 
 
 

大晦日


ここ数日ロキソニンが手離せないでいる。2015年の大晦日。1年を少し振り返ろうと思ったら、このブログ始めてまだ1年経っていないことに驚いた。1年ってあっという間だけど、1日を365回積み重ねると 結構な重みがあるということに気付く。いろんな経験をした。いろんな気持ちを知った。沢山勉強した。そしてそれが実った。憎しみはありあまる程降り積もったけれど、素晴らしい1年だった、ということにしておこう。嘘ではないさ。

紅白でBUMPを観られて1年を締めくくれるなんて、やっぱり2015年は良い年だった。来年も良き年でありますように。



彼女の誕生日


21年住んだ町は
時間をかけて ゆっくりと 息がしづらくなっていった

道路も人も、この町の全部が好きじゃなかった

久しぶりに会った彼女は
この町の中心にある公園へと私を誘った

川沿いを歩きながら、この町は良いところだよと 私の半歩前を行く彼女は笑った

12月の 肌を刺すような冷たく澄んだ空気を吸い込みながら、そうなのかもしれないと ほんの少し思えたことは、ここ最近で最も幸福な瞬間だっただろう

フィルムカメラのファインダーから彼女の姿を覗くと、世界がいつもと違って見えた